懐かしい景色
とっても久しぶりに、学生のころのお気に入りだったところに行きました。
わたしが大学4年間を過ごした町の近郊にある、小さな写真館です。
あのころは、知る人ぞ知る・・・という感じのばしょで、
いつ行ってもひっそりとしたたたずまいの場所でした。
ただ、そこに飾ってある風景写真がすばらしくて、
そこへいくまでの丘の景色も大好きで
ちょっとドライブ・・・というときにはたいていよっていたところです。
卒業して2~3年たったころには
観光地化の波が押し寄せ、道々にペンションや、こじゃれたCAFE
アートギャラリーなどがぽつんぽつんと立つようになり
違和感を感じたこともありました。でも、相変わらずチョコチョコいっていたんですけど・・・・
で、今日、本当に久しぶりにいきました。
周りに、物産館のような建物ができ、
有料の駐車場ができ、
外国人観光客用の表示もでき、
大型バスが止まり、すっかり立派な観光名所と化していました。
でも、中に飾ってある写真は相変わらず優しい風景で、
よく数人で座り込んで長々とおしゃべりをしていた2階の片隅には
あのころと同じ、木でできた低いテーブルがおいてあって〈端っこによっていたけれど〉
やっぱり変わらず大好きな場所でした。
15年前から大好きだった数枚の写真は今も変わらず同じ場所に飾ってあって
しばらくぼんやりしてしまいました。
何年たっても、美しい景色っていうのは
人の心を打つんですね。
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